ラベル LaTeX の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル LaTeX の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2020年12月1日火曜日

Eclipse の TeXLipse プラグインが2年ぶりに更新されていた話

文書作成には主に LaTeX (LuaLaTeX) を使ってまして,執筆用の環境としては Eclipse 上の TeXLipse を使っています.

最近,かなりアグレッシブにドキュメントを書くことが増えてきてまして,だんだんと TeXLipse の小さな問題が気になってきました.現在使っている 2020-06/2020-09 との相性の部分もあるかとは思いますが,特に

  • bib ファイルの編集をしようとして BibTeX Editor で開いても何も表示されず,通常のテキストエディタで編集せざるえない
    • なお両エディタ共に Eclipse 上のものです.BibTeX Editor は TeXLipse をインストールすると Preferences で表示されますし,Project Explorer 上でファイルを選択し Open with で開こうとすると出てきますので何かしら機能はあると思いますが,見たことがありません
  • tex ⇔ bib との連携がうまく行かないことがあり,文献参照が適切に表示されない
    • usepackageのbiblatexでbiberを指定することが多いですが,途中まではうまくいっていたのに,ある時から citation が見つからないというエラーが出て,参考文献リストも文章中の参照も適切に表示されない(citation名が表示される)

でつまることが増えて,ちょっと困ってました.

Eclipse 上で「Check for Updates」を実行してもなんら表示されないので,最新版は出てないままかと思っていましたが,上記問題への解決策がないかとプロジェクトのホームページを開いてみると,実はこの10月13日にバージョン 2.0.3 の最新版がリリースされていることが分かりました.前の 2.0.2 が 2018年7月27日だったため,2年ぶりの更新となります.

どうやってインストールするのかと調べてみた所,このページの Release に記載されているページ:

http://download.eclipse.org/texlipse/2.0.3/

を Eclipse の Install New Software のリポジトリに登録(Add)して,インストールすれば良いみたいですね.

実行した結果,無事に BibTeX Editor も動作するようになりました.


なお Eclipse 上のメニュー 「LaTeX」から「Force build」というのが選べて,前からこれを実行すると Eclipse がハングアップするという状況が発生してたのですが,それについては,変わってないみたいですね...





2020年4月13日月曜日

TeX Live 2020 での LuaLatex エンジン

前の記事 で、TeX Live 2020 は 2019 から対して変わってないのでは、みたいなことを書きましたが、 ちょっと使ってみて、それなりに大きな違いが発生していることに気が付きました。

僕はpdfの直接的な生成を考えて LuaLatex を、Eclipse上のTeXLipseで使っています。

TeXLipse上での実行時にコンソールに表示される最初のメッセージは、これまで、

running: /usr/local/texlive/2019/bin/x86_64-linux/lualatex -synctex=1 -interaction=nonstopmode document.tex 
lualatex> This is LuaTeX, Version 1.10.0 (TeX Live 2019) 

だったのですが、TeX Live 2020 に変えると、

running: /usr/local/texlive/2020/bin/x86_64-linux/lualatex -synctex=1 -interaction=nonstopmode document.tex 
lualatex> This is LuaHBTeX, Version 1.12.0 (TeX Live 2020) 

となっていることに気が付きました。

これまではLuaTeXベースだったのが TeX Live 2020 からは LuaHBTeXベースになったのですね。

LuaHBTeXは前にLuaTeXについて調べた時に存在は知っていたのですが、HarfBuzzライブラリを組み込んだLuaTeXのことみたいです。

HarfBuzzライブラリとは、フリーのOpenTypeテキストシェーピングエンジン(フォントレンダリングエンジン)みたいです。

ここが開発元で Android, Chrome, ChromeOS, Firefox, OpenJDK, Qt 等にも使われているみたいです。

TeX Live 2020 から変更されたことの情報源を探していたのですが、 LATEX News/Issue 31, February 2020 に記載がありました。

Concerning this release . . . (LuaLATEX engine) The new LuaHBTEX engine is LuaTEX with an embedded HarfBuzz library. HarfBuzz can be used by setting a suitable renderer in the font declaration. A basic interface for that is provided by fontspec. This additional font renderer will greatly improve the shaping of various scripts when using LuaLATEX, many of which are currently handled correctly only by X TEEX, which always uses HarfBuzz. To simplify testing of the new engine, binaries have already been added to MiKTEX and TEX Live 2019 and both distributions have already now changed the LuaLATEX-dev format to use it. Going forward, LuaLATEX (and LuaLATEX-dev) will both use the LuaHBTEX engine. The timing of the switch to the LuaHBTEX engine depends on the distribution you use (for TEX Live this will be with TEX Live 2020).

とのことです。

2020年3月17日火曜日

TeX Live 2020

自分は TeX Live 使いでして、主に Ubuntu 18.04 上で個別に TeX Live 2019 を入れて使っています。
update は適宜 tlmgr を使って手動で実施しているのですが、昨夜、update しようとして全くアップデートがないことに気づき、同時に以下のメッセージに気づきました:

TeX Live 2019 is frozen forever and will no
longer be updated.  This happens in preparation for a new release.

カレンダーイヤー毎でフリーズする有意性は把握出来ていませんし、リポジトリの指定等で継続的なアップデートが出来るのかもしれませんが、TeX Live のホームページ上に以下のリリーススケジュールが記載されていることが分かりました。なお日付の表示はわかり易く変更しています:

Plan for TeX Live 2020:
2月15日: candidate/final sources committed, test builds begin.
2月28日: tlnet (and TL'19) frozen, tlpretest starts, CTAN updates continue there.
3月15日: code freeze for final build, major bug fixes only.
3月22日: final updates from CTAN, final doc tweaks.
3月29日: deliver TL image for TeX Collection packaging/testing.
4月5日: deliver TeX Collection DVD image for manufacturing.
4月10日: public release (also of MacTeX).
6月?: delivery of DVDs to members.

これを見るとカレンダーイヤーよりファイナンシャルイヤー(年度)のリリースと思った方が良さそうですね。
年度が変わる頃までには、TeX Live 2020 を新たにインストールするのか、TeX Live 2019 を継続的にアップデートし続ける方法があるのか、調べておきたく思います。


GNU Emacs for Windows における最近の IMEパッチ問題

自分は GNU Emacs 使いなのですが、Windows版の Emacs を使用する場合、IMEパッチの問題がありました。 ざっくり言うと、FSFの正規のリリースバイナリだと日本語変換のIMEに切り替えた時、インラインで候補文字が表示されないという問題です。そのために有志の方々...